株の購入方法を初心者向けに解説【2026年最新手順】
「株を買ってみたいけど、何から始めればいいかわからない」——そんな声をよく耳にします。2026年現在、ネット証券の普及により口座開設から株の購入まで、スマートフォン一台で完結できる時代になりました。本記事では、FP資格を持つ筆者がゼロから株を購入するまでの手順を、制度的な根拠も交えながらわかりやすく解説します。
株式投資の基本:株とは何か

重要ポイント
重要ポイント
- 証券口座の開設は無料でできるネット証券がおすすめ
- 最低100円から購入できる単元未満株を活用しよう
- 購入前に企業の業績や財務情報を必ず確認する
- 分散投資でリスクを抑え長期保有を基本とする
- 注文方法は「成行」より「指値」で価格を指定すると安心
手順・ステップ
SBI証券や楽天証券などのネット証券にオンラインで申し込み、本人確認書類を提出する。
銀行振込またはネットバンキングで証券口座に購入資金を入金する。
業績・配当・株価チャートを調べ、自分の投資目的に合った銘柄を選定する。
株数・価格・注文種別(成行または指値)を入力して注文画面で内容を確認する。
内容を最終確認して注文を確定し、約定後はポートフォリオで資産状況を管理する。
注意事項
株式投資は元本保証がなく損失が生じるリスクがあります。余裕資金の範囲内で投資し、生活費を充てないようにしましょう。
[リンク未設定:SBI証券]
株式(株)とは、企業が資金調達のために発行する有価証券です。株を購入することで、その企業の「株主」となり、以下の権利を得ることができます。
- 配当金を受け取る権利:企業の利益から分配される配当を受領できます
- 株主優待を受ける権利:自社製品や割引券などの優待を提供する企業もあります
- 株主総会への参加権:企業の重要事項を決議する総会に参加できます
- キャピタルゲインを狙える:購入時より株価が上昇した際に売却益が得られます
なお、株式の売買益(譲渡所得)や配当金には、金融商品取引法および所得税法に基づき、原則20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金が課されます。ただし、後述するNISA口座を活用することで、この税負担をゼロにすることが可能です。
株購入の手順:STEP1〜5で徹底解説
STEP1:証券口座を開設する
株を購入するには、まず証券会社に口座を開設する必要があります。2026年現在、主に以下の3種類の口座があります。
- 特定口座(源泉徴収あり):証券会社が自動で税金を計算・納付してくれるため、確定申告不要で初心者におすすめ
- 特定口座(源泉徴収なし):自身で確定申告が必要
- 一般口座:自身で損益計算・申告が必要なため上級者向け
口座開設には、マイナンバーカードまたは通知カード+本人確認書類が必要です。オンラインで申請すれば最短翌営業日〜数日で開設できます。初心者には取引手数料が低く、情報ツールが充実したネット証券がおすすめです。
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STEP2:NISA口座の活用を検討する
2026年現在、新NISA制度が継続運用されています。新NISAは「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」の2つの枠があり、合計年間360万円、生涯投資枠1,800万円まで非課税で運用できます。
個別株の購入には「成長投資枠」が使えます。通常20.315%かかる税金がゼロになるため、長期投資を前提とするなら積極的に活用を検討しましょう。NISA口座は一人一口座、1金融機関のみで開設が可能です(租税特別措置法に基づく制度)。
STEP3:証券口座に入金する
口座開設が完了したら、購入資金を証券口座に入金します。入金方法は主に以下の通りです。
- 銀行振込:どの銀行からでも振り込みが可能
- 即時入金(リアルタイム入金):提携銀行のインターネットバンキングから即時反映
- 自動スイープ(証券口座連動型):銀行口座と証券口座を自動連携
初心者は「少額から始める」ことが鉄則です。まずは余剰資金の範囲内、例えば5万〜10万円程度からスタートし、投資の感覚を養いましょう。
STEP4:購入したい銘柄を選ぶ
銘柄選びは株式投資の醍醐味であり、最も重要なステップです。以下の観点から選びましょう。
- 業種・テーマ:自分がよく知っている業界や、成長が期待できるセクターから探す
- 株価・最低投資額:日本株は原則100株単位(単元株制度)で購入。株価×100株が必要資金の目安
- 財務指標:PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)・配当利回りなどを確認
- 単元未満株(ミニ株):1株単位から購入できるサービスもあり、少額投資に有効
初心者のうちは、東証プライム市場に上場する大型・安定株や、インデックスに連動するETF(上場投資信託)から始めると、リスクを抑えやすくなります。
STEP5:注文を入れて購入する
銘柄が決まったら、証券会社のアプリまたはウェブサイトから注文を入力します。注文方法には主に2種類あります。
- 成行注文(なりゆき):現在の市場価格で即時約定。すぐに買いたい場合に使用
- 指値注文(さしね):希望する価格を指定して注文。「○○円になったら買う」という設定が可能
東京証券取引所の取引時間は、前場(ぜんば)が9:00〜11:30、後場(ごば)が12:30〜15:30です(2026年現在)。初心者のうちは、指値注文でゆっくり価格を見極めながら購入するのが安心です。
購入後に必ず確認すること
株を購入したら終わりではありません。以下の点を定期的にチェックする習慣をつけましょう。
- 株価の動向確認:企業の業績や市場環境に応じて株価は変動します
- 決算発表のチェック:年2回(中間・本決算)の業績を確認
- 配当・優待の権利確定日:権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)までに保有している必要があります
- 損益管理:特定口座(源泉徴収あり)の場合でも、年間取引報告書は保管しておきましょう
初心者が陥りやすい3つの失敗
①短期売買を繰り返す:売買のたびに手数料と税金が発生します。長期保有を基本とする方が、コストを抑えられます。
②集中投資(一銘柄への全額投資):1社の業績悪化が資産全体に直結します。複数銘柄・複数資産への分散投資が原則です。
③生活費を投資に回す:株価は短期的に大きく変動します。生活費・緊急予備資金(生活費6ヶ月分が目安)は必ず別に確保しておきましょう。
まとめ:まず口座開設の一歩を踏み出そう
株の購入手順を整理すると、①証券口座開設→②NISA口座活用検討→③入金→④銘柄選定→⑤注文執行、というシンプルな流れです。2026年現在、新NISA制度により非課税メリットを最大限活かせる環境が整っています。まずは少額から、余剰資金の範囲内でスタートすることが成功への第一歩です。
